今井治療室

アトラス・オーソゴナルテクニック

アトラス・オーソゴナルテクニック
(A.O :Atlas Orthogonal)とは?
*Atlas:第1頸椎(環椎)
*Orthogonal:直交状態、直角

 頸椎のズレ(サブラクセイション)から生じる脊椎の湾曲は、脊椎側彎症のような深刻な病気のもとになります。

  • 図1.の状態では頸椎のズレから脊柱が湾曲し、体重を正しく支える力や脊椎を動かす力が低下しています。こうした変化が椎間板のトラブル・頭痛・各部位の知覚障害など脊椎と神経系のトラブルを引き起こします。
  • 図2.は健康な脊椎で後ろから見ると比較的まっすぐで、胴体の重さを支える強さと柔軟性があり、自由な機能を保つことができます。
  • 図3.の状態はカイロプラクターがよく目にする典型的なサブラクセイションを示しています。この例では頭の重心は左に移り、脊椎は右側に力がかかり、この結果脊椎に歪み・圧迫がおこり障害が生じます。
  • 図4.は正常な頭部と脊椎の配列です。頭の重心は脊椎の中心にバランスよく位置しています。脊椎は一つ一つ正しい位置関係にあり、自然な機能が保たれます。

 “アトラス・オーソゴナルテクニック”は、図1、3などのズレに対して、レントゲン検査をもとに「より少ない力」で「より効果的な」施術ができるように考案された手技です。